トレンドが一発で分かるMW_CorrelationV2
今回は、トレンドを見るのに便利なインジケーター「MW_CorrelationV2」解説します。
MW_CorrelationV2を表示させると以下のようになります。
主要通貨の強弱が視覚的に表示されるので、買われている(=強い)通貨と売られている(=弱い)通貨が瞬時に分かります。
パラメーターはデフォルト設定で問題ないです。
ただし通貨の「線の色」は自分が見やすいよう変更するのをお勧めします。
表示されている線にマウスカーソルを合わせると、以下のように通貨名が表示されますが、面倒なので自分が分かりやすい色に変更した方がいいです。
デフォルトだと似たような色味の線があって非常に見辛いので。
自分がよく取引する通貨は視認性の高い色に変えた方が分かりやすくなります。
ちなみに「色の選択」タブではなく、「パラメーターの入力」タブの色を変えないと反映されない点に注意して下さい。
パラメーターの入力を変更すれば自動的に色の選択のタブも変更されます。
MW_CorrelationV2の見方
1.トレンド・レンジの判断
MW_CorrelationV2で乖離が大きな通貨ペアには、トレンドが発生しています。
反対に、近接している通貨ペアはレンジ状態となっています。
以下のように、円がオージーに比べて大きく買われて乖離すると、オージー円は大きく下降します。(円>オージー)
こちらもオージー円。
オージーも円も大きな乖離がなく、似たような感じで動いている時はレンジになります。(オージー≒円)
ちらは5分足のMW_CorrelationV2
チャート画像はオージー円ですが、MW_CorrelationV2の各線がグニャグニャ絡んでいるのでレンジであることが分かります。
2.リスクオン・オフの判断
円・スイスフランが買われていれば、リスクオフ相場。
資源国が買われていれば、リスクオン相場。
ざっくりしたイメージですが、「どの通貨が買われているのか?」を見れば、相場状態を見分ける判断材料にも使えます。
以上、簡単にMW_CorrelationV2の見方を解説しましたが、MW_CorrelationV2を見てエントリー根拠にしてはダメですよ。
実は筆者も昔はMW_CorrelationV2で1分足を表示させて、リアルタイムで通貨の強弱を見ていました。
ギューンと伸びる通貨を見つけて飛びついて買ってましたが、まー勝てません(笑)
特に短期足ではコロコロ上昇と下降が変わりやすいので。
そういった苦い経験を元に、今では1時間足のMW_CorrelationV2を表示させてチェックしています。
MW_CorrelationV2の本当の使い方
MW_CorrelationV2でトレンド発生をいち早く発見し、該当の通貨ペアでエントリーできる位置を待つ。というのが正しい使い方です。
例えば、1時間足のMW_CorrelationV2を見ていて、円が買われてオージーがうられてきたのが確認できました。
チャート画像の紫色の縦ラインがその場所です。
上記のポンドが買われてきた場面の5分足チャートです。
ここで、上昇トレンドになるのか?を見ながら、エントリーできそうな場所を探していきます。
(※紫色の縦ラインは1時間足と同じ位置です)
まずは直近高値を抜くか?
抜いたのであれば、押し目を狙います。
押し目を拾える技術があれば、1時間足のMW_CorrelationV2でトレンド変化を見つけて、じっくり押し目を待つ戦略が使えます。
MW_CorrelationV2は複数の通貨の計算を行って線を描画しているので、そこそこ重たいインジケーターになりますので、示するのに若干時間がかかります。
押し目買い・戻り売りが苦手な方は、前回の記事を参考にして下さい。